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●相談員サークル「読書会」の紹介●


 「いのちの電話」相談員は、自らの相談力を高めるために、日々努力をしています。 この努力は、全員に義務付けられている毎月の「継続研修」や随時持たれる研修会に参加することで、その機会が確保されています。 しかし、これ等とは別に相談員有志が自主的にサークルを作り、そのサークル活動を通じて楽しみながら学んだり、人間としての視野を拡げたりしていることもあるのです。 ここでは、相談員サークル「読書会」をご紹介しましょう。


 この「読書会」は、2008年4月に6人の相談員が集まって発足、今年(2015年)3月現在は、常連メンバー8人、時折、ゲスト参加で増えることもあります。毎月1回、約2時間の活動で、運営形態は、報告者を決めて報告を皆で受ける方式だったり、全員で輪読したりといろいろですが、ゆっくり読み進み、皆が対等の立場で率直な感想を述べ合うことは、いつもと変わりません。 以下に発足以来現在(2015年3月)までに一緒に読んだ書籍名を挙げておきます。


  • @ ポール・トゥルニエ著「人生の四季―発展と成熟」(三浦安子訳)
    原著は、1967年出版、邦訳初版は1970年(ヨルダン社)
    日本キリスト教団出版局2007年版をテキスト
  • A ビクトール・E・フランクル著「それでも人生にイエスと言う」(山田邦男・他訳)
    フランクルの1946年の講演集、邦訳初版は1993年春秋社をテキスト
  • B レフ・トルストイの民話「二老人」(北御門(きたみかど)二郎訳)
    あすなろ書房2006年版をテキスト
  • C レフ・トルストイの民話「イワンの馬鹿」(北御門二郎訳)
    あすなろ書房2006年版をテキスト
  • D 木下順二の戯曲「夕鶴」
    1948年の作品を岩波文庫「木下順二戯曲選U」より抜粋したテキスト
  • E ミルトン・メイヤロフ著「ケアの本質―生きる事の意味」(田村真・向野宣之訳)
    ゆみる出版1987年初版をテキスト  原著“On Caring” は1971年アメリカ
  • F エーリッヒ・フロム著「愛するということ」(鈴木晶訳)
    紀伊国屋書店1991年版をテキスト
    原著“Art of Loving” は1956年初版、アメリカ
    邦訳初版は1959年

 皆さん相談員となってサークルで楽しく自己研鑽をしませんか!
相談員応募はこちらです。